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【裁判報告】2014.9.12第五回口頭弁論がありました

  1. 2014/10/13(月) 20:26:53_
  2. 裁判報告
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9月12日(金)、娘さつきのファミサポ事故裁判は、五回目の裁判期日を迎えました。
少し疲れが出てきたこともあり、更新が遅くなりましたが
裁判の状況を記録しておこうと思います。

10:30~と早い時間でしたが、それでも20名以上の方が応援に来てくださり、
412号法廷の傍聴席がほぼうまった状態で開始となりました。

今回は私たち原告と、被告八尾市社協が準備書面を提出していたため、まずその陳述(確認)が行われました。

私たちはこの夏をかけて、何度も調査と打合せを重ね、今回のための書面を作成してきました。
その内訳は

①さつきがうつ伏せでどのように窒息したと考えられるか(うつぶせ寝による窒息・心肺停止の機序)
②被告の主張する「RSウイルス原因論」への反論
③被告社会福祉協議会の主張に対する反論
④被告援助会員に対し、事故当日の状況についての説明に関する質問(求釈明)

となり、書面は添付資料を含めA417枚に渡ります(書証=証拠書類は除く)。
民事裁判はすべての主張を書面に起こして提出するため、
訴状から数えると既に60枚を超える書面を作成してきたことになります。

自分たちの主張だけでなく、相手の主張に対しても反論しないといけないため
(たとえデタラメな主張であっても、無視をすると、反論しない=認めている、ともとられかねないためです)
「争い」である裁判というものは、ほんとうに骨の折れることだと痛感しています。

「おまえの娘は勝手に死んだのだから、こちらには一切の責任はないのだ」
という被告の主張を読むたび、
嘘にまみれた主張がなされるたび、
目の前は暗くなり、心臓がギュッと握りつぶされるような感覚がして、気が遠くなり、足がふらつきます。
一旦裁判になると、そうなることはわかっていましたが(だから裁判は望んでいませんでした)
わかっていても、気持ちを立て直して立ち向かうのは、とても大変なことです。

援助会員側から「病気」を主張されるだけならまだ、許せないながらも、理解はできます。
しかし現実は、八尾市や社協が、行政が、全力で「お前の娘は勝手に死んだ」と、一市民に対して主張してきている。
事故当初からずっと、説明を避け、事故調査からものらりくらりと逃げ続けてきた行政が
今や堂々と胸を張って、私たちを攻撃しています。

裁判は、解決方法なんかではありません。
私たちがずっと望んできたのは、「何があったのか知りたい」、それだけです
それだけを、3年もの間、さんざん訴えてきたにもかかわらず、ついに対話は閉ざされてしまった。
だから、苦しみを承知で、残された険しい道を進んでいくしかないのです。行政が初めから望んでいた、この道を。

現在、教育・保育現場での重大事故の対応について、検討会が開かれています。
起こった事故について、きちんと説明され、再発防止に努めてもらうこと。
この、家族にとってごく当たり前な願いがかなえられる制度が整備されることで、きっと望まない裁判も減るでしょう。
検討会の動向を注意深く見守ると同時に
ファミサポ行政(来年度から新制度の枠組みに入ることになります)への働きかけを続けていく必要を感じています。

話を裁判に戻します。

「どうして、原因論のやりとりが続いているのか?もっと、保育状況の不備や、八尾ファミサポの過失、
制度そのものの問題点や行政の責任の所在について切り込んでいけないものか?」
というご意見を、報告会でいただきました。
ほんとうに、もっともだと思います。
ここにも、民事裁判の性質からなる問題点が表れているように思えます。
もちろん、うつぶせ寝含めたあずかり状況・対応の問題点や、行政の過失については、訴状の段階で主張しています。
しかし、民事裁判で責任を問うには、まずは「直接の原因」、つまり
”被告援助会員の過失”によってさつきが亡くなったのだ、ということをきちんと立証していかねばなりません。
歯がゆいながらも、今はその段階にあるのだな、と感じています。
(もちろん、他の要因についても並行して主張を続けていきます)

実際、RS原因論についてどのようなやりとりが続いているのか、について少し紹介します。
この間被告側は、「RSウイルスにより突然死したとみられる乳幼児の症例」の論文等を証拠とし、
だからさつきもRSが原因である、という論を展開しています。
私たちは、書証として提出された論文をひとつひとつ読み込み、RS関連の文献とともに検証してきました。
その結果、

・RSによる突然死の症例、としてあげられているのは数自体ごくわずか(一桁ほど)
・突然死、と言っても、その経過(時間や症状)はさまざまで、各症例には熱・痙攣などの何らかの前駆症状があった
・死亡事例は新生児や月齢がかなり若い(一般的に認識されている、RSに関する情報:重症化して死亡する例、と同じ)
・全事例とも、状況調査がなされていない可能性がある(論文から状況がわからない)
・原因は別にあり、たまたまRSが存在していただけ、という可能性にも留意すべき(RSはありふれたウイルスです)

などのことがわかりました。
つまり、当時月齢5か月と22日で、当日朝まで何の症状もなかったさつきの例に、あてはめられるような症例はなく
それどころか、「突然死」の範囲は恣意的に用いられており、
そもそも、各症例について心肺停止に陥った状況が明記されていない=どの症例も「外因」の可能性を排除できない
ということです。

こういった反論・主張を、今回の書面で展開しました。

やはり、当日どのような状況で、子どもはどのような様子であったのか、が明らかにされないことが
さつきの事故のみならず、すべての死亡事例の中心にあるように思えてなりません。

そんな思いで、被告援助会員に対し、さらに詳しい説明を求めました。
前回の被告側書面での説明では、状況がわかりにくい(意図的かどうかは不明です)個所が多くあり
今後のこちらの主張のためにも、もう少し整理された情報が必要だ、との考えからです。

書面でのやりとりなので、被告は何とでも説明できてしまうところが悔しくはありますが
裁判という手法で事に迫っている以上は、仕方のないことと思うほかありません。

裁判期日では、ほかに被告社協の書面や証拠書類の確認と(やはりはっきりしない説明が続きました)、
事故当時使用されていたカーペットの敷物やバスタオルの確認がなされました。

次回期日は11月11日(火)16:30 大阪地方裁判所412号法廷 に設定されました。
私たちの主張・求釈明を受けて、今度は主に被告側に書面の提出が課されています。

冒頭にも書きましたが、この夏は全力で裁判準備にかかり、
また並行して保育集会での発言、在宅医療支援への活動などを仕事と並行して行ってきたため、
まさに、駆け抜けるような夏でした。

気づけば10月、娘が亡くなって一年になります。風もすっかり涼しくなりました。
少し休憩したところで、また次の動きを始めねばなりません。
来月で、事故から4年。
少しずつでも、事態を動かしていけるよう、できることを重ねていきたいと思います。

長文をお読みいただき、ありがとうございます。
いつもご支援くださっている皆様、ほんとうにありがとうございます。
これからもよろしくお願い致します。



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ようこそ

satsuki-moonlight

Author:satsuki-moonlight
2010年11月、ファミサポを利用した1時間のあずかり中に、娘のさつきはうつぶせ寝の心肺停止状態で発見され、その後脳死状態となり、2013年10月に亡くなりました。事故と、事故以降の記録です。

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